フラワーバレンタイン用に制作した 大きなハートのオブジェのおはなし
2016/08/06
バレンタイン。 心が暖かくなる素敵な冬のイベントですね！
今回は「チョコレート」ではなくて・・ペットさんたちのお話しでもなく
たまには ということで 『お花と溶接制作』に関する おはなしです。
いきなりですが 皆さんご存知でした？ 最近では
『 男性から女性に花を贈る 2月14日 フラワーバレンタイン 』
ということで 盛り上がっているそうです。
男性の皆さん、（ぜひ来年は） 女性のみなさんからのチョコを期待する前に
先手で お花を差し上げてみませんか？
「まさかこんな日に、私に？！」とドキドキされることうけあいです！
ぜひ こちら↓のホームページを参考にチャレンジしてみてください。
http://www.flower-valentine.com/
さて、以前から何かとお世話になっている（フローリストマイスターとして全国的にご活躍中の）フラワーデザイナーのNさんより そのフラワーバレンタイン ディスプレイ用ということで 縦・横 180ｃｍくらいの大きなハートのオブジェ制作の依頼をお受けしました。
イメージは・・・
鉄の丸棒を使ってハートのラインを二重にしてぐらつかないように補強を施し ベースとなる下の鉄板に固定したい。 そして ハートと鉄板はできれば二分割にしたい。
とのリクエスト。
「了解しました！」
とはいえ なにせでっかいので 型紙に原寸大のハートを描きつつ
どのような構造にしたら良いのか悩みます。。
そして、使用する材料を決め スタッフと細かい部分を打ち合わせし、
早速制作に取り掛かってもらいました。
まず、ハートの丸い部分は大きなローラーで型に合わせて綺麗に曲げ、シェイプしたラインは 形が崩れないように調整します。
その後、30ミリほど隙間を空けて二重に並べ固定した9ミリ丸棒の間に
予めギザギザに曲げた細い4ミリの棒をそれぞれ交互に点付け溶接していきます。
TIG溶接（アルゴン溶接とも言います）で裏表丁寧に着けていきますが溶接の熱によるひずみが出ないように加減しつつ 直線じゃないので 意外と大変です。
上の繋ぎ目の部分は 簡単に差し込めるように小さい丸パイプを「受け」にしています。
下のジョイント部分は大きなハートが（特に前後に）ぐらつかないようにきっちりはまって抜き差しできる ボックス状のソケット式にして しっかりベースの鉄板に溶接しました。
組み立てた実際の大きさがこんな感じです。
結構な大きさですが 肝心のハートのフォルムも良い感じになってます。
依頼主のNさんに一発OKをもらい クリア塗装を施して 無事フラワーディスプレー担当の方に引き渡して数日後、大型商業施設のイベントスペースに飾られた オブジェを見てまいりました。
これがハートの上部分。 白い枝と様々な明るいお花がふんわりまとわれた感じで とっても華やかです！
ベース周りも見事に飾られています。
全体的には このような感じ。白い枝以外のお花は もちろん生花です。
目立ちにくいですが 花の根元には水の入った試験管やワイングラスが多数固定されており このアレンジ自体もかなり力作です。
あまりの見事さに 通りがかりの方も色んな角度から写真を撮っておられましたよ。
今回のコラボレート作品、大変良い刺激になりました。
普段は ペットさんたちのためのハウスや用品を製作することが多いのですが こういった華やかな ものづくりもまた通常業務に生かされてくるのかなと感じた ありがたいお仕事でした。
extailとは違った そのほかのこういった業務は 別事業として展開している
溶接体験教室 StArt [Steel+Artでスタート]
http://www.i-m.co/est1969/start/
で たまにご紹介しておリますが 良かったらそちらもご覧になってみてくださいね。
そして、 男子の皆さん、来年はぜひ 溶接体験でお花を飾れるオブジェを作って意中の方にフラワーバレンタインプレゼントを計画してみませんか？ 私たちが全面的にご協力しますよ！
extail 社員犬 mies でした。 それではまた。
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